2019年5月30日に中国の方たちが当院にリハの見学に来られました。

目的は下肢装具を使用した歩行訓練の見学です。

中国のリハはマッサージ的な手技が主に行われ、下肢装具を使用した歩行訓練はあまり行われていないそうです。

そのようなリハに危機感を持った方たちから、川村義肢株式会社さんを介して見学の要請がありました。川村義肢株式会社中国本土総代理店の社長さんや天津市公安医院の総合診療医の方たち3名が来られました。

関西医科大学、千里リハビリテーション病院、宝塚リハビリテーション病院と、装具と歩行訓練に関して全国的に有名な病院に見学に行かれた後、最後の4つ目の病院として当院に来られました。

歩行自立を目指す患者さんの歩行訓練と、廃用症候群の改善を目指す重症患者さんの介助歩行訓練を見学して頂きました。

“とにかく活動的に、積極的にリハを行う“という我々のやり方に大きな感銘を受けておられたようです。そして、そのようなリハに必要なリスク管理についても大きな関心を持っておられました。

約2時間の見学があっという間に感じられるほど、熱く有意義な時間を共有することができました。

当院のリハをさらに学びたいと、中国での実技指導を強く希望されましたので、我々のリハが中国に進出する日が本当に来るかもしれません。

その日が来るのを楽しみに、今後も“質”と“量”を最大にしたリハを行っていきます。